ごあいさつ
長野市に来てからおよそ30年。小学1年から中学3年までの4人の子、高齢の妻の母親を合わせて7人で暮らしています。私たち、家族みんなが長野市での暮らしが大好きです。特に、4人の子どもたちが豊かな自然あふれる長野市で育ったことは親としての誇りです。また、子育て中のママ友、パパ友もたくさん増え、多くの仲間や親しくして頂いているご近所の皆さんに恵まれたことに深く感謝しています。
これまでの人生を振り返ると、スキー選手、指導者、長野県教育委員、参議院議員といった、多くの経験や人とのつながりを得ることができました。そのすべてを出し切れば「必ず、長野市の役に立てる。そのタイミングが来た。」と考えます。
長野市は新型コロナウイルスや災害で困難を抱えています。この困難に打ち勝ち、未来の長野市をつくるためにも、今こそみんなでチカラを合わせる時です。「人を育てる、守る」決意で新しい時代に新しい命が生まれる長野市にするために、私は真っ白な気持ちで、純粋な市民感覚を忘れることなく力強く前進します。
長野市が世界から注目される都市として、これからも尊敬を集め続けるまちであるために。おぎわら健司が長野市に清々しい息吹を吹き込みます。
Profile
おぎわら 健司
(元長野県教育委員・冬季五輪金メダリスト)
スキー選手として長野に来たのが30年前。
今では家族が7人に増え(子4人、母、妻、本人)、
長野市石渡で暮らしています。
今では家族が7人に増え(子4人、母、妻、本人)、
長野市石渡で暮らしています。
1969年生れ。早稲田大学卒業。
冬季五輪ノルディック複合団体金メダル2連覇。
長野五輪日本選手団主将。
スキー指導者、参議院議員、経済産業省政務官、長野県教育委員などを歴任。
冬季五輪ノルディック複合団体金メダル2連覇。
長野五輪日本選手団主将。
スキー指導者、参議院議員、経済産業省政務官、長野県教育委員などを歴任。
政 策
短期
いま長野を襲う
困難に
立ち向かうために
一緒に、
困難を乗り越えよう
困難を乗り越えよう
~緊急対策への取り組み~
新型コロナウイルス
感染症対策
ワクチン接種事業を医療関係者や市職員の皆さんなどとの強力なチームワークでやり抜きます。
- 1長野市には保健所があり、医療機関の協力のもと迅速に新型コロナウイルス対策を進めています。今後に備え、保健所内に感染症対策調査チーム(仮)を編成し、今回の経験を活かしながら医師会などとの連携を更に強化します。
- 2長野市の基幹病院である長野赤十字病院の改築が予定されています。その改築にあたり、今回の経験を活かし、感染症や不測の事態に備えた病院の建設を支援します。
- 3経済団体と一体となり、コロナ禍により落ち込んだ経済の早期回復に全力で取組みます。
防災・復興
令和元年東日本台風災害で大きな被害を受けた長野市の復旧・復興を強力に進めます。変化に対処できる力(レジリエンス)を高め、災害に強いまちを目指します。
- 1これまで培ってきた人とのつながりを活かし、国や県への働きかけを強め、東日本台風災害被災者支援の更なる強化、復興計画の前倒しを強力に要望していきます。
- 2国、県との連携で防災・減災対策の強化・防災力の向上を図ります。浅川などの治水対策強化のために共同で治水対策研究会(仮)を設置します。新たに建設される長沼の防災ステーション、豊野の交流センターなどを活用し、防災教育の充実、地域防災機能の強化を図ります。
- 3地域や消防団、NPOなど各種団体等と連携することで、総合防災力を高めると共に、地域安全の担い手を確保します。また、AIなどの新たな技術を取り入れ、災害発生予測や被害予測、適切な避難誘導など、人命第一の取り組みを進めます。
- 4本年3月には信州新町地区で国道19号の路面沈下、7月には篠ノ井小松原地区での地すべり、そして8月には大雨で千曲川河川敷が冠水し農作物や施設等に被害が発生しました。あらたに防災対策を講ぜねばならない災害が幾つも発生しています。国や県による所管事業のあるなしに関わらず、早期に防災事業が進むよう強く要望するとともに、市の防災事業を徹底してまいります。
新型コロナウイルス
感染症
終息後の景気刺激策
新型コロナウイルス感染症対策で多くの飲食・観光・サービス業の皆様に営業自粛を協力して頂きました。そのため飲食・観光・サービス業に加え関連した業種の皆様は、大きな経済的損失を被っており、コロナ禍終息後を見据えた、景気刺激策が必要と考えています。そのためにも、一年の延期を経て来年開催される善光寺御開帳を全力で支援すると共に、今年度中止となった、ながの祇園祭、長野びんずる、松代藩真田十万石祭り、長野えびす講煙火大会等の開催支援、松代荘ほか市内各施設での宿泊、来春に飯綱高原に完成する山の駅等、イベントや観光地への県外・市外からの誘客を「ながの観光コンベンションビューロー」とも連携して積極的に行い、市内の景気刺激策を全市において通年で実行致します。
中長期
長野の未来を
描くために
「さぁ、みんなでつくろう、
長野愛」
長野愛」
~未来へ飛躍する6つのアクション~
長野市が幸せを実感できる住み良いまち、世界から尊敬されるまちであり続けるために、すべての人を包み込み守ることのできる「強靭な衣」を纏うようなまちづくりが必要だと考えます。
コロナ禍という未知なる局面は新たなステージに向けた変化への気づきを教えてくれました。来たる災害や経済的損失、環境の変化などあらゆる困難から市民生活と命を守り、そして都市を守る「強靭な衣」を皆さんと共に織り上げていきたいと思います。
教育・福祉・子育て
- 1長野オリンピックを発祥とする「一校一国運動」の原点に戻り、世界中のあらゆる国や地域の学生たちとの交流を企画します。様々な国や地域の学生とオンラインや対面による深い交流をはかる事でグローバルな視点で活躍できる人材の育成を行います。
- 2育児の悩み、発達、貧困、教育など、子どもに関する相談が必要な家族のために「子育て総合支援センター」を開設します。子育て支援やリユース活動を促進するためにも、乳幼児の生活用品(衣服、おもちゃ、ベビーベッドなど)の定期交換会を開催します。地域のつながりを活かした「子ども食堂」や「居場所づくり」の活動を全面的に支持します。
- 3放課後子ども総合プランの環境整備を図ります。子どもたちの健やかな成長を支援するため、学習と運動のバランスのとれたカリキュラムを提供します。新たに「子ども総合支援」の組織・団体の設立支援をし、その組織が受け皿となって児童館、子どもプラザの運営を行うと共に、「子ども食堂」、「フードバンク」、子どもの学習支援のボランティア、子どもにスポーツを指導する地域スポーツクラブ等とも積極的に連携して、総合的に子ども支援を行います。
- 4未来をつくるのは子どもたちです。「子どもを大切にするまち長野」を総合的に構築することは移住の決め手となります。市民の皆さんに対する子育て環境の充実を移住者増も見据えた人口増対策として展開します。なお、現在の中学生までの医療費無料化施策については県内全市町村で統一して実施しています。リーディングシティである県都長野市の立場を考慮しつつ、その事業の拡大が可能か、償還払いの件も含めて踏み込んだ検討を致します。
- 5コロナ禍対策の一環として、児童手当受給者の皆さまを対象とした「新型コロナウイルス感染症対策特別支援金」を給付します。
- 6家庭の経済状況に影響されず、子供がその可能性を十分に伸ばしていけるように貧困世帯における子供の学習支援をさらに充実させます。
- 7GIGAスクールの一層の推進を図ります。公民館などの公共施設でタブレットを使用した学習が放課後や休日などに可能となるような市内各公共施設へのWI-FI環境を整備します。
- 8子どものいじめや不登校、児童虐待への対策を強化します。学校、教育委員会、児童相談所との連携を密にし、相談体制、支援体制を強化します。子どもたちの社会性を養うことで、思いやりのある子どもたちを育てることに力を入れます。子育てにやさしい社会を目指し、児童虐待の防止に努めます。
- 9人生100年時代。高齢者が活き活きと活躍できる社会の構築を支援します。健康づくり、生きがいづくりをサポートします。併せて、地域包括ケアシステムをはじめとする介護体制の充実に努めます。
- 10障がいをお持ちの方に向けた、医療等の各関係機関と連携した相談支援体制を構築すると共に、重度障がい者が利用できるグループホームなどの整備を支援します。また、活躍の場を確保するため就労支援施設の整備をはじめ、農福連携事業等を推進します。
経済振興
個性的な人材が集まり、何でも地産地消ができるまち、長野。「長野にしかない魅力」を活かした、スマートな経済基盤を作ろう。
- 1長野県経営者協会、長野商工会議所などの経済団体、国や県、近隣自治体を交えた経済回復連絡会(仮)を設置し、失業者支援や事業主に対する補償制度、助成金などの支援制度の充実、情報の一元化など、経済の衰退を阻止し、労働者を守ります。
- 2スマートシティ推進事業からの新たなビジネス展開を支援すると共に、私自らが営業マンとなってIT関連企業の誘致促進を図ります。また、人口増対策としても、安定的雇用環境の確保は急務です。IT産業を長野市内に根付かせるためにもIT人材の育成教育機関の誘致を行います。
- 3信州ITバレー構想を推進します。スタートアップ推進事業によるIT関連を中心とした新規企業の育成を図ります。
- 4コロナ禍による影響やSDGsの推進により、リスク分散に備えた企業による生産拠点の国内回帰の動きが予想されます。民間の活力による新たな産業団地の造成を強力に支援します。
- 5スマートシティ推進事業、スタートアップ推進事業、企業誘致など、産業振興事業を一元管理・推進し、魅力ある雇用の場を創出するための組織として、新産業振興局(仮)を庁内に立ち上げます。
- 6儲かる農業を全面的に支援します。十分な収入が得られるということは将来的な担い手の確保をはじめ、農業を産業として維持していくための大きな力となります。スマート農業推進による新規就農者の獲得と所得アップ支援、農産物のブランド化、高付加価値化により、産業としての安定・充実を図ります。また、気候変動により頻発している農業被害に対応するため、収入保険についての補助を充実させます。
- 7新規就農をさらに促進するため、農地手配、住宅、農業技術・経営指導などを支援するための「新規就農支援システム」を構築します。
- 8シャインマスカットなどの高級フルーツを狙った犯罪が多発しています。警察などと協力し、犯罪防止を進めるとともに防犯カメラ設置に対して支援します。
- 9文化・芸術・スポーツなどの産業を軸に創造都市長野を目指します。イメージアップ戦略としてブランド推進室設置(仮)による都市ブランディングやシティプロモーションの強化を私が広告塔となり進めます。「世界のナガノ」のプレゼンスを高めます。
- 10カーボンニュートラル戦略の一環として、山林の土砂崩落防止、有害鳥獣対策など、林業を活性化させる必要があります。森林環境税などを活用し、林業のスマート化を目指した効率化、省力化を推進すると共に、フォレストワーカーの育成と森林組合などの営業体を支援します。財源として森林環境贈与税の活用を検討します。
- 11コロナ禍によってインバウンド需要が大きく落ち込んでいます。スキーヤーとしての競技生活を通じて得られた世界中の友人たちとの協力を活かした情報発信ネットワークを構築し、インバウンドの早期回復を図ります。加えて、私自身がスポークスマンとして日本各地や世界から再び長野市を訪れてもらえるよう積極的に情報発信します。
文化・スポーツ振興
平和の祭典の、熱狂と感動が息づくまち、長野。スポーツや文化の可能性を信じ、「長野から世界への道」を作り続けよう。
- 1未来のオリンピック選手を長野市から輩出します。子供たちの未来のため、その可能性を支援するため、長野オリンピック・パラリンピックのレガシーを活かし、世界の舞台でメダルを獲得できるスポーツ選手を輩出する環境を整備します。オリンピック新種目を参考に拠点化し、県内外から選手が練習合宿地として長野市へ長期間訪れることにより経済にも貢献できます。また、AC長野パルセイロや信州ブレイブウォリアーズなどのプロスポーツチームとの連携に私自身の経験をプラスし、子どもたちにとって楽しいスポーツ環境を創造します。また、子どもたちが地域で様々なスポーツに触れる機会が得られるよう総合型地域スポーツクラブの支援を強化します。
- 2私が市内をまわり「みんなで巡回ラジオ体操会」を行い、フレイル予防を兼ねる元気体操ムーブメントを展開します。住民自治協議会への協力依頼、IT活用などで、毎日のラジオ体操を通じて地域コミュニティの健康意識の向上に取組みます。その活動の中心として「長野の元気つくり隊(仮)」を編成し、積極的な支援を行います。
- 3シティプロモーション戦略の一環として「集中型芸術文化都市」のブランド化を目指します。建築、美術、音楽でも「世界のナガノ」を目指すべきです。心豊かで創造性ある人材を育てるため、教育分野、人材育成分野にも活用します。長野市のブランド価値を高めることにより、観光客など来訪者の増大が図られ、市内経済に大きく貢献することが期待できます。
まちづくり
新しい生活様式に、ちょうどいいまち、長野。都市と自然、デジタルとアナログ、相反する魅力がミックスされた、「長野スタイル」を確立しよう。
- 12046年新幹線環状線化後の長野市が都市としての存在感をしっかりと示すためにも、中心市街地を元気にします。「都市の顔」に新たな賑わいや活力を生み出すためにも若い世代の声を積極的に反映させます。
- 2中山間地域もまた長野市の魅力を語るとき絶対に欠かすことのできない地域です。コロナ禍における密を避ける暮らしや自然回帰の風潮を捉え、空き家などを活用した移住の仕組みづくりを行い、定住を促進させます。そのためにも、医療体制の維持など、地域に暮らす人たちに寄り添った取り組みを進めるための連携と協力を深めます。
- 3高齢化の進行に伴い、公共交通機関の役割は益々大きくなっています。将来にわたり、持続可能な公共交通のあり方について関係機関と協議の場を設けます。
- 4「歩く人にやさしく、歩く人が楽しめる」まちにするため、思いやりのある歩道整備で安全と健康をつくります。また「自転車の方がはやい、楽しい。」まちにするために、自転車通行の環境整備を進めます。自家用車から自転車・徒歩への転換することでエコ推進も同時に実行します。
- 5企業誘致・立地等を促進するため、また、快適な住環境を整備するため、都市計画法に基づく市街化調整区域などの見直しを図ります。
多様性
みんなが安心して暮らし、そして活躍できるまち、長野。お互いをリスペクトし合える、「長野オリジナル」の共生社会を実現しよう。
- 1人権を尊重し、誰もが住みよく開かれた長野市をみんなの理解でつくるために、性的少数者(LGBTQ)をめぐる課題を市民の皆さんと共有し、人権啓 発活動に注力します。また、人権侵害、差別、いじめ問題に関係機関・団体 とも連携し、一人ひとりに寄り添います。
- 2男女の機会均等、女性の社会的地位の向上に努めます。
- 3女性、障がいをお持ちの方、在留外国人など弱い立場に置かれがちな人々への支援に取組みます。
SDGs・環境
自然を愛し、環境への意識が高いまち、長野。小さな思いやりの積み重ねで、世界に誇れる「長野らしい」SDGs活動を目指そう。
- 1環境先進都市の実現に向けて、徒歩や自転車、公共交通機関の利用を促進し、環境に負荷をかけず通勤や外出できる環境づくりに取り組みます。交通網の再構築を関係者と協議し、歩道、自転車用道路整備などを早急に実施します。
- 2再生可能エネルギーの活用を進め、温暖化ガスの排出削減を図るとともに、エネルギーの地産地消に取り組みます。
- 3他自治体と協力して、プラスチックスマート運動を推進し、「海洋プラごみゼロ」を海のない長野市からも発信・実行するとともに、脱プラスチックに向けた取り組みを進めます。
- 4持続可能な社会の構築に向けて、できること、やるべきことを創出するためには若い力が必要です。未来を担う若者たちとの「SDGs未来会議(仮)」を設置し、SDGs未来都市として、他の自治体や県とも連携して取り組みます。
おぎわら健司
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