~すべての世代が
安心して暮らせる長野へ~
市民が安心して活き生きと暮らし続けられるまちを目指して、
福祉・医療体制の一層の充実に取り組み、市民の健康保持・増進を図ります。
福祉体制・地域医療の充実
●高齢者福祉の充実
認知症対策及びフレイル予防の取り組みを
バージョンアップし、市民の暮らしへの浸透を図ります。
●健康増進・ボランティア活動等の支援
市民の健康増進やボランティア活動など、やりがい、
生きがいにつながる自主的な取り組みを応援します。
●安心・安全な出産支援
妊娠から出産期におけるケアの充実を図ります。
出産時の不安軽減や出産後のきめ細やかな支援につなげます。
●5歳児健診の導入
就学前の子どもの特性を早期に発見し、スムーズな就学につなげます。
●地域福祉の充実
子どもから高齢者まで、地域で安心して暮らせるよう地域福祉体制の充実を図ります。
●初期救急医療体制の維持
地域の医療提供体制を確保するとともに、DXの活用などにより救急医療の充実を図ります。
●医療・福祉・介護関係人材の育成と確保支援
看護師や保育士、ケアマネジャーなど医療・福祉・介護人材の育成と確保を支援します。
子どもたちに夢や希望あふれる確かな未来をつなげ、安心して子育てできる環境の充実や
子どもたちを応援する取り組みを推進し、教育環境の整備に取り組みます。
子育て環境の充実と教育環境の整備
●保育料無料化
子育て家庭の経済的な負担の更なる軽減を目指し、
市独自の更なる保育料の軽減拡充策の実施に向けて取り組みます。
●「みらいハッ!ケン」プロジェクトの充実
体験・学びプログラムなどのメニュー内容の更なる充実に取り組み、
まちを挙げて子どもの体験や学びを応援する体制を強化します。
子どもの未来を継続的に応援します。
●子どもの権利条例施行
子どもの権利を守る先進都市を目指し、相談体制の強化や子どもオンブズパーソンを設置するなど、子どもの権利を徹底的に守り抜きます。
子ども・若者支援の拡充
●子ども・若者の居場所づくり
子どもや保護者・若者が安心して過ごせる居場所づくりを推進します。
●(仮称)こども・若者支援課の設置
青年期特有の課題等に対応した若者向け施策の充実を図るため、
市役所に若者に関する新たな組織を設置します。
●子ども・若者の相談体制の充実
関係機関と連携して子ども・若者に係る相談支援体制を強化し、
子ども総合支援センター「あのえっと」の相談対象を若者まで拡大します。
教育支援と若者定住策
●教育支援センターの機能強化
不登校や不登校傾向にある小・中学生の社会的自立を支援する教育支援センターの更なる機能強化を目的に「SaSaLAND」と同等の機能を有した教育支援センターの設置を目指します。
●市立長野高校改革
全国から選ばれる特色ある学校を目指し、
スポーツや文化を通じて多様な学びができるよう同校のブランド化を推進します。
●若者・女性の移住・定住策の充実
転出超過が続く若者や女性に対し、移住・定住につながる施策を展開します。

まちづくり・交通対策
「人の輪が力を生み、その力が輪を広げる」
~地域コミュニティと絆の強化~
将来にわたり持続可能な地域の実現に向け、
「孤立しない社会」「共につながり合う地域」「憩いと交流を生み出す場づくり」を起点として、
それぞれの地域の「らしさ」や強みを伸ばしていきます。
持続可能な地域コミュニティの構築
●住民自治リフレッシュプロジェクト
地域の担い手不足や負担感の増加などの課題に向き合いながら、
将来にわたり持続可能な住民自治のあり方について引き続き取り組みます。
●(仮称)憩いと交流の場創出プロジェクト
子ども・若者から高齢者まで、様々な世代が身近な場所で気軽に過ごすことができる環境として、
公民館や生涯学習センターなど、市内の公共施設のスペースを活用し、
憩いと交流ができる場を創出します。
●地域コミュニティの活性化
市内32地区に形成されている地域コミュニティを強みとした、防災や福祉などのまちづくり機能と住民同士の交流のための拠点強化を図るとともに、地域の伝統・文化等の行事・イベントを支援します。
誰もが移動できるまちをつくることで、
暮らし・観光・経済を支える基盤を整えます。
誰もが移動できるまちづくり
●持続可能な交通の維持・確保へ向けた抜本的見直し
将来にわたり持続可能な移動手段の確保に向けて、
路線バスやAIオンデマンド交通などの多様な移動サービスの組み合わせ
(モビリティ・ミックス)による地域や利用者の実情を考慮した移動手段を検討します
●自動運転等次世代交通システム導入の検討
市民の暮らしや本市の魅力の向上につながる取り組みとして、
自動運転技術などの導入について検討します。
●市内交通の渋滞対策の推進
市内における交通の渋滞対策を推進します。特に市内南北の渋滞対策においては、
既存橋梁の有効活用や関連道路整備等総合的に推進します。

経済振興
「地域で稼ぎ、地元へ還す経済」
~強くしなやかな
地域経済の構築~
商工業の振興を図り、農業の高付加価値化に取り組み、
力強い市内産業の基盤強化を図ります。
産業基盤の強化と農業振興
●産業立地ビジョンの早期実現
新たな産業用地整備に向け、候補地ごとの推進方法を定め、具体的なアクションに踏み出します。
●大型商業施設の出店条件緩和
大型商業施設の出店意向に対応できるよう、
必要に応じて都市計画や大型店出店の方針等の見直しを行います。
●遊休地活用・農地集約で強い農業を実現
遊休農地も含めた農地の集約を促進し、広い農地の確保につなげる取組体制を強化することで、
法人も含めた新たな農業参画を促進します。
●効率的な農業への機械化推進
市内農業者の省力化、生産性向上等を図り、効率的な農業を一層推進するため、
農業機械等の導入への支援を強化します。
●需要に合わせたオフィスビルの建設・改修支援
市内外の企業ニーズに合わせたオフィスビルの建設・改修支援を行います。
●(仮称)長野市経済活性化懇話会の設置
経済団体や外部有識者を交えた経済政策を議論する懇話会を設置することで、
官民一体となって市内経済の活性化に取り組みます。
●市内産品のブランド化推進
良質な農産物の育成につながる栽培支援を行うとともに、他市との差別化を図ることで、
市内産品のブランド化を推進します。
本市にある、観光・スポーツ・文化資源をフル活用して、
まちのにぎわいや市民生活の活力向上につなげます。
観光・スポーツ・文化資源の活用
●インバウンド100万人誘致
観光客の受入環境等を整備し、効果的なプロモーションを展開することで、
善光寺御開帳後も継続して観光客が訪れるまちを目指します。
●文化振興の推進
気軽に文化芸術や伝統芸能に触れられる機会をつくることで、本物の体験を提供するとともに、
様々な文化資源をからめた観光施策にもつなげます。
●長野広域観光圏の確立
近隣市町村のみならず、県を跨いだエリアとも連携することで、広域的な観光施策を展開し、
本市に多くの方が滞在され市内消費につながる取り組みを推進します。
●松代観光拠点整備
松代地域の文化財施設等のあり方を検討し、
周辺設備も含めた効率的な観光集客につながる拠点整備を進めます。
●飯綱高原を核としたスポーツ振興
飯綱高原に子どもからプロチームまで利用できるサッカー場を整備し、
南長野運動公園横に建設されるサッカー場との連携を図りながら、
サッカーをはじめとした合宿や大会誘致を推進します。
●アイススポーツ聖地化事業
エムウェーブのアイススポーツ利用期間延長や、無料開放の更なる拡大などをはじめとし、
他の施設も含めた通年でアイススポーツに親しみ、楽しめる環境整備を目指します。
●ビッグハット・若里エリアの活性化
ビッグハットの興行利用を促進することで、長野駅からビッグハットへの人の流れを作り、
東口周辺のバスパークや公園などと連携したエリア全体の活性化につなげます。

地域・文化・スポーツ振興
「備えが安心を生み、安心が挑戦を可能にする」
~安全・安心な “まち” づくり~
安全・安心なまちづくりを基盤として、既存インフラ機能のバージョンアップを図り、
将来にわたり暮らしを守り続けられるまちづくりを進めるとともに、
様々な世代から選ばれるまちづくりを目指します。
長野市らしく魅力的で持続可能なまちづくり
●中山間地域の振興・支援
中山間地域における農林業や観光などの産業振興と、地域を支える担い手や医療体制の確保、
移住・定住施策など、地域の活性化に向けた取り組みを更に進めます。
●公園施設の魅力向上
多くの方に親しまれる公園を目指して、ルールの見直しや各施設の魅力を発信します。
Park-PFI等の活用によりカフェなどの公園利用者のニーズにあった施設の更なる導入を進めます。
●災害に強いまちづくりの推進
令和元年東日本台風災害の経験などを踏まえ、ソフト・ハード両面から防災・
減災対策を更に推進します。
●城山公園の再整備と周辺施設との一体化利用の強化
城山動物園の老朽化している獣舎・大型遊具を更新し、
隣接する城山公園・ながのこども館と一体的な利用を促進します。
●(仮称)未来NAGANOまちなか魅力向上プロジェクト
市民が集い、賑わいあふれる魅力ある中心市街地の未来図を描きながら
ソフト・ハード両面からの向上策を議論します。
●南長野運動公園周辺のまちづくりの推進
スポーツ振興や市民の憩いの場である南長野運動公園周辺の一体的なまちづくりを推進します。
●長野駅前B-1地区第一種市街地再開発事業の推進
開発計画が進められている「長野駅前B-1地区第一種市街地再開発事業」を、
市民が将来に誇れる開発となるよう関係者と連携して取り組みます。
●新田町交差点付近再整備
もんぜんぷら座の建て替えをはじめとする新田町交差点付近の再整備について、これまでの検討を踏まえた上で、中心市街地の結節点としてふさわしい機能や施設となるよう官民連携事業として進めます。
●ゼロカーボンに向けた取り組みの推進
将来にわたり持続可能な地球環境を次の世代に残すため、
2050年のCO2排出量の実質ゼロを目指します。
地域全体の機運を高めるため、まずは市役所が率先して削減の取り組みを推進します。
将来にわたり安心して暮らせる長野市づくりを市民の皆さんと共に進めていくために、
市役所機能をアップデートし、持続可能な市民サービスの提供体制を整えます。
恒久的な市民サービスの提供に向けて
●広報・広聴機能の強化・積極的な情報公開の実施
多様化する市民ニーズや日々変化する社会情勢を捉え、
的確な住民サービスを市民にわかりやすく伝えるため、情報発信力を強化します。
「身近で頼りになる市役所」を目指して、子どもから高齢者までの幅広い世代の方々や、
市内外の関係者の声を広くお聴きする機会を増やします。さらに積極的な情報公開に取り組みます。
●健全な行財政運営
将来を見据え、市政運営の基礎となる税収はじめとする自主財源の増加を目指し、
都市の価値向上につながる未来への投資に資する施策に引き続き積極的に取り組み、
既存事業の統廃合やアップデート、効率的な組織運営の実施により、健全な行財政運営を堅持します。
●政策形成・推進体制の強化
市役所の政策形成・推進体制の強化を図るため、庁内プロジェクト機能を更に拡大します。
施策の実施効果を最大限に活かせるよう、施策の部局横断的な検討の推進体制を強化します。
また、次代を担う若手職員や女性職員の施策立案への参画の場を積極的に作ります。
